皆さま、ごきげんよう。当サイト「まだ大丈夫!限界前にちょいチェック」の管理人、松田(42歳・独身バツイチ・フリーランス)です。
愛犬の牛柄チワワ「うしまるくん」とのんびりした日々…のはずが、人生ってのは本当に何が起こるかわかりませんね。
何を隠そうこのワタクシ、2025年の春先に軽い脳梗塞で緊急入院いたしました。
元IT企業の部長職を投げ打ってフリーランスになり、体重は気づけば120キロ。
軽い心不全に初期の糖尿病という、絵に描いたような不摂生街道を爆走していたツケが一気に回ってきた感じです。
幸い、後遺症は右手の動きが少々鈍くなった程度で済みましたが、あの日の衝撃は今でも鮮明です。
「独身貴族」なんて言葉で自分を慰めていた時期もありましたが、心のどこかでは
「いや、ワタクシはただの社会不適合者なのでは…?」
と薄々感じておりました。
仕事に能力の大半を注ぎ込み、私生活は推して知るべし。
そんなワタクシが、まさか自分のサイト名よろしく「限界突破」して緊急入院する羽目になるとは…。
今回は、そんなワタクシが脳梗塞での入院生活で「マジで困った!」と感じたこと、そして「これがあって助かった!」というアイテムについて、赤裸々にお話ししたいと思います。
この経験が、同じような境遇の方や、そうでない方にも何かしらの参考になれば幸いです。
そして、ワタクシ自身が目下活動中の「丁寧な生活」への道のりの一端としてお読みいただければ。
独り身の入院は寂しくて寂しくて震える
さて、ワタクシが入院生活でまず直面した「困った!」は、想像以上の孤独感でした。
コロナ禍以降、入院の見舞い・面会は原則として家族のみ。ワタクシのような独身バツイチ男にとって、これはかなり精神的に堪えました。
10年来の付き合いになるパートナーのような存在の彼女はいるものの、籍を入れていない関係では「家族」とは見なされず、お見舞いは叶いません。
友人にしても同様です。
話し相手がいない寂しさ、そして「いざという時に頼れるのは本当に限られた人間だけなんだな」という心細さが、じわじわと心を蝕んでいくのを感じました。
ただ、この状況、皮肉なことに一つだけ“メリット”もありました。それは禁煙が強制的に進んだこと。
…ただ入院直後のころは今ひとつ重大さが理解できていなかったので、禁煙するつもりはサラサラありませんでしたが笑
もし友人が自由に出入りできていたら、「一本だけ…」なんて甘い誘惑に負けていたかもしれません。
タバコを密輸してくるような輩(やから)が物理的に来られない環境は、苦しいながらも禁煙達成にはプラスに働いたと言えるでしょう。
…まあ、素直には喜べない複雑な心境ですが。
そしてもう一つ、地味に堪えたのが「圧倒的な暇」との戦いです。
脳梗塞の急性期治療というのは、ワタクシの場合、最初の1週間ほどはひたすら点滴とリハビリ。
もちろん、体は万全ではないですし、右手も動かしにくい。それでも、ベッドの上で許される活動には限りがあり、時間を持て余すこと夥(おびただ)しい。天井の模様を眺め、過ぎ去った日々に思いを馳せる…
なんて殊勝なものではなく、ただただ「暇だ…」と。
そんな中、唯一の救い(?)というか、大きな変化は、郷里の母が駆けつけてくれたこと。
実に5年ぶりの再会でした。(別に喧嘩してたとかでもないんですが、父親の法事も墓参りもブッチして不義理を重ねちゃってますね…)
まあ、こんな形での再会は情けない限りですが、なんだかんだで世話を焼いてもらい、精神的な支えになったのは事実です。
これもまた、入院生活の予期せぬ側面でしたね。
単身者の落とし穴@社会は気楽な単身者を許さない!!
入院生活で直面した孤独と暇。
それに加えてワタクシが痛感したのは、「単身者に対する社会の壁」とでも言いましょうか、その厳しさでした。
前述の通り、10年来のパートナーのような彼女がいても、法的な「家族」でなければ面会もままならない。
それ以外にも、様々な手続きや書類仕事で「保証人」を求められる場面など、ふとした瞬間に独り身であることの脆弱性を突き付けられるのです。
「結婚はもうこりごり…」
なんて嘯(うそぶ)いていましたが、こういう時に社会制度の現実を思い知らされます。
社会は、まだまだ単身者には優しくないのかもしれません。
なにやら「独身税」なる新たな国公認のカツアゲシステムも採用されそうなことですし、、、
日本の健全な未来にはちっとも貢献できてないのは自覚してますが、それにしても単身者に厳しいねぇ…
そして、何よりもワタクシの心を占めた最大の心配事、それは愛犬うしまるくんの世話でした。
幸い、入院直前にパートナーに鍵を託し、当座の世話をお願いすることはできましたが、もしワタクシがもっと重篤で、意識がなかったら? 長期入院になったら? 考えれば考えるほど不安が募ります。
愛しのワンコが私の長期入院中に餓◯してしまうなんてことがあれば…もう…無理すぎる泣
うしまるくんの食事、散歩、持病の薬、かかりつけの動物病院の連絡先…
そういった情報をまとめた「うしまるくん引継ぎマニュアル」的なものを、きちんと文書で作成し、信頼できる複数の知人と共有しておくべきだったと猛省しました。
これは退院後の最優先課題の一つです。ペットを飼っている単身者の皆さん、これは本当に重要ですよ!
今回の経験で、単身者が病気で倒れた場合、下手をすると生活そのものが「詰む」危険性をリアルに感じました。
だからこそ、病院のソーシャルワーカーさんの存在は非常に大きい。
ワタクシも退院後の生活や利用できる制度について、親身に相談に乗っていただきました。一人で抱え込まず、専門家を頼ることの大切さを身をもって学んだ次第です。
入院生活の「あって助かった!」神アイテムと持ち込み大作戦
さて、ここまで入院生活の「困った!」話が続きましたが、ここからは少し明るい話題を。
そう、入院生活を少しでも快適にし、暇地獄からワタクシを救ってくれた「神アイテム」たちの紹介です!
脳梗塞の治療は点滴とリハビリが中心で、正直なところ時間を持て余し気味。
そこで入院三日目、母親に付き添ってもらい一時帰宅を敢行。
最低限の生活必需品に加えて、以下のブツを病院に持ち込みました。これが結果的に大正解!
ランキング形式で紹介しようと思ったのですが、ぶっちゃけどれも【必須レベル】と言っていいので、ランキング形式での紹介は見合わせです!!
正直どれも一位であっておかしくないほどの有能っぷりです。
ノートパソコン&ポケットWi-Fiルーター
もはや説明不要の現代人の必需品。
フリーランスの端くれとして最低限のメールチェックや情報収集はもちろん、動画配信サービスで映画やアニメを見まくって時間を溶かすのに大活躍。
病院の無料Wi-Fiは不安定だったり、利用制限があったりすることも多いので、自前のポケットルーターは必須アイテムと言えるでしょう。
私が入院していた病院では消灯後にはWi-Fiの接続が拒否されてしまう鬼仕様でした。
21時半になんて寝れないよ泣💧
ワタクシはこれでうしまるくんの様子をペットカメラで確認したりもしていました。
ニンテンドースイッチ
Switch2の抽選は案の定外れたワタクシですが、やっぱりスイッチは暇つぶしの王様。
リハビリで疲れた頭でも、単純なゲームなら無心で楽しめます。
特にワタクシの場合、右手の動きが少し鈍くなっていたので、コントローラーを使った軽い運動がリハビリの一環にもなった…かもしれません(個人の感想です)。
ただ、脳梗塞という病気の特徴なのか、脳にダメージが入っていたのか、入院中はスイッチでの長時間のゲームプレイは疲れてしまってできませんでした。
退院後は普通にモンハンやらスカイリムやらゼルダさんで暇をつぶしています。
多めの着替え(特に下着とTシャツ)
点滴や検査で汗をかくことも多いですし、何より洗濯の頻度を減らせます。家族に頻繁に洗濯物を頼めない単身者には特に重要。
アロマディフューザー(充電式・小型)
これは意外なヒットでした。病院特有の消毒液の匂いや、同室の方の気配(失礼!)が気になることもあります。
そんな時、自分の好きな香りを枕元にほんのり漂わせるだけで、気分がずいぶんリラックスできました。
ワタクシは石鹸の匂いに似た、弱めのムスクの精油を持参。看護師さんにも「あら、いい香りね」なんて言われたり。
延長コード・複数口タップ
ベッド周りのコンセントは数が限られています。PC、スマホ、ルーター、ゲーム機、ディフューザー…と充電が必要なものは意外と多い。
これは本当に持っていって良かった。
Bluetoothのノイズキャンセリングイヤホン
これは間違いなく必須レベルのアイテムです。もしいまこれをご覧になっている方が
「入院なんて個室が当たり前でしょ!!」
というリアル貴族な方ならば不要かと思いますが、我々のような庶民は入院時には相部屋を選択するのが常です。
そして、相部屋では他人のイビキが高確率で聞こえるんだよね・・・
これはもう拷問レベルで苛つきます。他人の気配を遮断できるって超素敵!!
これらのアイテムがなかったら、ワタクシの入院生活はもっと殺伐としたものになっていたに違いありません。
これから入院される方、あるいはご家族が入院される方の参考になれば幸いです。
ただし、持ち込み品については病院のルールを事前に確認してくださいね!
退院、そして「丁寧な生活」へ - 脳梗塞がワタクシに教えてくれたこと
約10日の入院生活を経て、ワタクシは無事(?)退院の日を迎えました。
右手の動きにはまだ若干のぎこちなさが残りますが、日常生活に大きな支障が出るほどではなく、現在は自宅でリハビリを続けながら、仕事にも復帰済み。
あの日心に誓った「丁寧な生活」を実践すべく、悪戦苦闘の毎日です。
禁煙もどうしても口寂しい時はVapeに切り替えつつ、なんとか継続中です!
「死ぬまでタバコを吸い続ける」と言っていたワタクシは脳梗塞で召されました。
今回の脳梗塞での入院は、42年の人生の中でもトップクラスに濃密で、多くの気づきを与えてくれる経験となりました。
大いなる気付き!
- 健康のありがたみ: 言わずもがなですが、失って初めてわかる、とはこのこと。120キロの巨体と不摂生を猛省し、食生活から見直し中です。
- 人の温かさと繋がりの大切さ: 疎遠だった母親との再会、心配して連絡をくれた数少ない友人、そして献身的にケアしてくださった医療従事者の皆さん。孤独を感じた一方で、人の温かさにも触れました。そして、やはりパートナーの存在は大きい。
- 単身者としての「備え」の重要性: これが一番大きいかもしれません。いつ何が起こるかわからない。だからこそ、日頃からの準備がいかに大切か。愛犬うしまるくんのこと、仕事のこと、万が一の時の連絡先リスト、そしてエンディングノートの必要性まで考えさせられました。
「独身貴族」を気取っていても、いざという時には脆いもの。
今回の経験は、そんなワタクシに厳しい現実と、それでも前を向くためのヒントをくれたように思います。
このブログ「まだ大丈夫!限界前にちょいチェック」を読んでくださっている皆さん、特にワタクシと同じように“おひとりさま”を満喫(あるいは持て余し)している方々にとって、今回の話が少しでも「自分ごと」として考えるきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。
ワタクシの失敗談が、誰かの未来の「困った!」を減らせるなら本望です。
まとめ
さて、今回はワタクシこと松田(42歳独身、フリーランス、愛犬家)が、2025年春先に経験した脳梗塞による緊急入院で
「本当に困ったこと」と、逆に「これがあって助かった!」
という役立ちグッズについて、赤裸々にお届けしました。
改めてポイントをまとめると…
入院でマジ困ったこと
- コロナ禍以降の面会制限: 家族以外NGで孤独感がMAX!パートナーや友人に会えず精神的にキツい。
- 圧倒的な暇: 点滴とリハビリ以外、やることがなくて天井と友達に…。
- 単身者の壁: 保証人問題や手続きで「独り身の弱み」を痛感。社会は意外と冷たい?
- 愛犬うしまるくんの心配: もしもの時の預け先、詳細なケア情報の共有不足を猛省。
あって良かった神アイテム
- ノートPC&ポケットWi-Fi: 情報収集、暇つぶし、外部との繋がりに必須。
- ニンテンドースイッチ: 無心で遊べる。軽いリハビリにもなった(かも)。
- アロマディフューザー: 病院の匂いを軽減し、リラックス空間を創出。
- ノイズキャンセリングイヤホン:知らないオッサン、オジジ様達のイビキをカット。
- その他: 多めの着替え、延長コードなど、細々したものも重要。
あ・・・スマホっていうのは生活必需品ですのでここには掲載してません。
今回の入院は、ワタクシにとってまさに青天の霹靂でしたが、健康の尊さ、人との繋がりの温かさ、そして何よりも「単身者としての備え」の重要性を骨身に染みて教えてくれました。
図らずも、これがワタクシの「丁寧な生活」への大きなターニングポイントとなったわけです。
この記事が、同じように独り身で頑張るあなたの、あるいはいつか来るかもしれない「もしも」の時のための、ほんの少しのヒントになれば幸いです。
備えあれば憂いなし、ですよ! ワタクシも、うしまるくんのための「引継ぎマニュアル」作成、急ぎます!
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