はじめまして。当サイトの管理人の〇〇でございます。首都圏で愛犬のチワワと二人暮らしをしている「バツイチ」「40代半ば」のオッサンです。
そしてワタクシという人物を語るうえで避けられないことは、人類史上トップクラスに属する面倒くさがり屋であるという点。
恥ずかしながら少し前までは自分の健康を全く顧みない自堕落な生活を送ってたりしてました。
まぁ、そんな生活をつづけた結末は、ご多分に漏れず後悔でまみれたものになってしまうのです。
まだ大丈夫はもうヤバイ?
食事の時間は不定期で、間食が主食になることも珍しくはありませんでした。一日何もお腹に入れず、濃いめのコーヒーで空腹を誤魔化したりしていました。
それとは逆に「ラーメン」「かつ丼」などの高カロリーなものを胃袋の限界を超えて食べ続けることもしばしばありました。
体重は気づけば120kgを超え、健康診断の結果はいつも「要再検査」。それでも
「まだ大丈夫だろう」
と高を括っていたのです。しかし、体は正直でした。軽度の心不全に、糖尿病の初期症状を示しだし、そしてついに脳梗塞が発症が発症するまでに至ってしまい、病院に担ぎ込まれて緊急入院をする羽目になってしまいました。
幸い命は助かりましたが、体にちょっとだけ麻痺が残り、これまでの人生を根底から見直さざるを得なくなりました。
倒れて初めて気がついた、健康のありがたみ。そして健康が失われてしまった重大さ。
このような時代を招くのに至った己の愚かさには後悔し通しですが、ただ無為に後悔だけしていても過去は戻りません。だからワタクシは決意しました。
これからの人生、生活の質(QOL)を本気で向上させる、!!
二度と脳梗塞を再発させない、と。
この経験が、同じように健康に不安を抱える方や、生活習慣を見直したいと考えている方の、何かのきっかけになれば幸いです。
そう!!ワタクシは皆様の反面教師になりたい!!
とりあえず生活のQOLってなんだろう?
入院中、お医者さんに「今後は生活のQOLを充実させるような生き方をしましょうね」諭されるように言われことに心を鷲掴みにされ、人生で何度目かの「深く反省する」イベントに浸っている筆者ですが、そもそも「生活のQOLってなんだろう」という周回遅れの疑問を解決せずして、QOLの向上もへったくれもありません。
QOLの辞書的な意味
QOLという言葉を辞書で調べてみると、「Quality of Life:クオリティ・オブ・ライフ」とは生活の質や人生の質、生命の質などを意味する言葉です。
単にお金がある、物質的に豊かであるということだけではなく、精神的な豊かさや満足度を含めた、総合的な生活の質を指す概念です。
脳梗塞を経験し、どん底を見た僕が「これだけは絶対にやる」と決めたことです。特別なことではなく、当たり前のことばかりかもしれません。でも、この当たり前ができていなかったのです。
ワタシが拘るQOL
あくまでワタクシなりのこだわりです。人によっては当たり前の生活だったりするかもしれません。
ワタシのコダワリ
- 無理のない運動習慣を身につける
- 質の高い睡眠を確保する
- 食生活を見直し、野菜・魚を充実させる
- 定期的に通院する
- 社会との繋がりを保つ
- 禁煙、禁煙、禁煙 orz
無理のない運動習慣を身につける
駅の階段を登ることだけが「運動」だった日々はそろそろ捨て去らねばなりません。
とはいえ、これまでまったく運動をしていなかった生活から、突然運動をしてみても体を壊してしまうだけです。
まずは近所のウォーキングからです。無理をせずに、30分から1時間程度、最初はまったりとしたペースでも『毎日』続けることを意識して、これまでなかった「習慣」を新たに身に付けます!
質の高い睡眠を確保する
40歳を過ぎた頃から、夜中にトイレに起きてしまうことが多くなったような気がしていました。
糖尿病の初期症状として「夜間頻尿」というものがあり、夜眠りについてしばらくすると、トイレに起きてしまっていたことも「糖尿病のせい」だったのかと思うと切ない気持ちになります。
若い頃のような「一度ベッドに入れば、途中で起きることなく朝を迎える」という理想の睡眠を目指したいと思います。
食生活を見直し、野菜・魚を充実させる
会社員として働いていた頃から、ご飯といえば「コンビニ飯」でした。
週末や会社が休みのときのご飯は「外食」の割合が多少増えてはいましたが、基本は「コンビニ飯」や「スーパーの惣菜」です。多少意識はして野菜が多めの弁当を選択してはいましたが、やはり食事全体に占める野菜の割合は少なかったように思います。
コンビニ各社も努力して体に優しい弁当を販売してくれていますが、どうしても自分が好きなものを選びがちであったので、これまでの食事は必然的に肉多め、味濃いめ(塩多め)であったことは疑いようもありません。
定期的に通院する
「病院は本当にヤバくなったときに行くもの!!」
昭和生まれの男性ほどそのような感覚が強い人が多いのではないのでしょうか。それ故に病院に行くときは「重体一歩手前」「医者や家族に怒られる」こんなパターンが複合してしまっている人も少なくないはずです。
筆者も救急車で運ばれ、会社関係者や別れた妻に心配、怒られているときは多少心が痛かったですが、年老いた母親の「子どもの葬式を出させないでくれ」という泣きながらの訴えは心にずしんと響きました。
病院は病を治療するために行くところではあるが、すでに倒れた人間にとっては予防するために行くところだ
という認識を持ち、医療機関との関係を新たに築いていくつもりです。
禁煙、禁煙、禁煙 orz
ワタクシ大人はみんな煙草を吸うものだと思っておりました。
特に疑うこともなく、煙草を吸い始めた◯◯歳のワタクシに伝えてあげたい。
「10年もすると煙草はガンガン値上りするし、受動喫煙なる言葉が生まれて人権剥奪されるぜ」
「煙草やめるのに凄い苦労するので、吸うの止めとけ」
と
なんとなく吸い始めた煙草ですが、いつの頃からか生活の一部になり、今では生活のパートナーとも呼べるほど強いつながりができてしまっております
社会との繋がりを保つ
基本的に多趣味なワタクシですが、引きこもりがちの性格であることは自覚しています。
仕事上必要であれば、愛想よくするしリーダーシップとやらも発揮することはできます。
キャンプや釣りなどのアウトドアな趣味もあるのですが、活動の基本はソロ。
病気をする前は、特に困っているわけでもなかったので、社会との繋がりは「切れない程度にあればいい」と思っていましたが、やっぱりそれだけではダメですね。小規模でもいいのでなんらかのコミュニティーに参加し、社会の中で必要とされる自分を模索していこうと思います。
できることからやってみた【脱脳梗塞ライフ】
脳梗塞は再発しやすい病気だそうです。再発すれば、さらに重い後遺症が残る可能性も高まります。生活の質を維持・向上させるためにも、再発防止は最優先課題です。ワタクシが医師の指導のもと、特に力を入れていることを具体的にご紹介します。
血圧管理の徹底
「測る・記録する・薬を飲む」の習慣化
高血圧は脳梗塞の最大の危険因子。血管に常に高い圧力がかかっている状態は非常に危険なので、日々の節制し、体の状態を記録・チェックすることが大切なのです。
さらに大切なことは
医者の指示度通りに薬を飲むことは文字通り命をつなぐ生命線です。
筆者が実践してること
- 薬を飲む時間帯にスマートウォッチが振動するように設定し、飲み忘れを防止しています。
- 血圧、体重を記録するスプレットシートを作成し、日々記録するようにしています。
- 食塩の量を抑える(理想は一日6グラム以下)。
血糖値のコントロール
ワタクシは初期の糖尿病という診断でしたので、まだインシュリン注射などは行っておらず、「糖質」を意識した食事と軽い運動、飲み薬の投薬で済んでいますが、糖尿病は血管を傷つけ、動脈硬化を進行させます。
血糖値が高い状態が続くと、脳梗塞のリスクが格段に上がってしまうのです。
病院で処方された風邪薬を飲みきったことが一度もないワタクシですが、さすがにもうそのようなことはしません。出せれた薬はキッチリ飲みきります!
筆者が実践してること
- ご飯を炊くときに低GI食品の「もち麦」を入れて炊くようにした。
- まずはコンビニで売っているキャベツの千切りを一袋先に食べるベジファーストを実践した。
- 昼食、夕食時にはキャベツの千切りを食べきってからスタート。
- ジュース、特に一時期水のように飲んでいたエナジードリンクはもう飲まない。
- 薬をキッチリ飲む
脂質異常症(高脂血症)の改善
脂質異常症は代表的な「生活習慣病」の一つではあるのですが、その症状は今ひとつイメージがつきづらく、どのような病気なのか明確に説明できる人はあまりいません。
ワタクシなんぞは「一定以上、脂肪まみれになったときにこの病名がつくのかな~」程度の認識でした。
脂質異常症とは
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪など)の値が基準値から外れている状態。で動脈硬化の元。すなわち心筋梗塞、脳梗塞の元!
血液のどの成分・数値が重要なの?
- LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
- HDLコレステロール(善玉コレステロール)
- トリグリセライド(中性脂肪)
悪玉コレステロールとか、善玉コレステロールとか「単語」としては知っていたけど、どのような役目を持っていて、どのような数値に収まっていればよいのかなどは、なかなか覚えられませんでした。
家族もいないし、まぁ多分大丈夫だろうからまぁいいか!!
と、高をくくっていた生活のつけが回ってきてしまっています。
脂質異常症の改善とはすなわち「日々の食事の改善」であると言えるでしょう。
百害あって一利なし、煙草という相棒との決別
誰がなんと言おうともワイは死ぬまで煙草を吸う!!
と、思っていた時期がワタクシにもありました。
「何が何でも長生きしたい」というような強い思いは今もなく、できることならば今でも朝起きたらベッド脇でIQOS吸ってニコチンにまみれたい気持ちはあります。
しかし、還暦過ぎの母親に「親より先に死ぬな」「もうタバコは辞めろ、健康に気遣え!」と涙ながらに訴えられると、さすがに親不孝をし通してきたワタクシでも思うことろが多々あり、IQOS本体を「捨ててくれ!」と友人に頼むように至りました。
禁煙は大丈夫!?
禁煙を始めて一週間程度は地獄でしたが、今ではフリクスやミンティア、ニコチンレスのVAPEで十分事足りています。
まだ禁煙を始めてから3ヶ月ほどですが、「常にタバコのことを考えている」というフェーズは脱しています。
喫煙室に行って談笑する友人・知人を「ちょっとうらやましいなー」と軽く視線をやりつつ、ワタクシと言えばすでに習慣となっている「ミンティアをボリボリと貪る」のみです。
WHOが認めるタバコの害
- 肺がんだけではなく、様々なガンの発生リスクを上げる。
- 動脈硬化を促進し、脳梗塞・心筋梗塞のみならず、様々な循環器系の病気の発生リスクを上げる。
- 肺気腫や慢性気管支炎の原因となり、呼吸困難を引き起こす。
- 胎児の成長に悪影響を与え、早産などのリクスを上げる。
改めて記載していてナンですが、本当に喫煙の害って大きいですね。たばこ税の急速な上り具合もしょうがないと思います。
最後に:未来は変えられる
脳梗塞になって失ったものも確かにありますが、得たものもあります。それは「健康への意識」と「一日一日を大切に生きる」という気持ちです。
不摂生を続けた過去の自分を責めても何も始まりません。大切なのは、これからどう生きるか。 生活習慣の改善は、決して楽ではありません。誘惑も多いし、すぐに結果が出るものでもありません。でも、続ければ必ず体は応えてくれます。そして、それは確実に「生活の質」の向上と、脳梗塞再発のリスク低減につながります。
もし、この記事を読んでくださっているあなたが、かつての僕と同じように健康を疎かにしているなら、どうか立ち止まって考えてみてください。手遅れになる前に、できることはきっとあります。
僕もまだ道半ばです。一緒に頑張りませんか?
【免責事項】 この記事は、個人の経験に基づいて書かれています。病状や治療法は人それぞれ異なりますので、必ず医師の診断と指示に従ってください。健康に関する判断は、専門医にご相談ください。